ドイツパン、何を合わせる?
ドイツのパンは、日本のおにぎりのようにそのまま食べたり、スライスして具材を乗せたり挟んだりして食されているようです。さて、そんなドイツのパンにはどんな食材が合うのか見てみましょう。
ポイントはライ麦の配合量
ライ麦が特徴的なドイツパン。何を合わせればよいのか迷ってしまいそうですが、基本的には好きなものを合わせればOK!とはいえ、一種のセオリーも存在します。
合わせる食材の相性を考えるとき、ライ麦の配合量がポイントになります。ライ麦の割合が高いパンには、味や質感がしっかりしたものがおすすめです。ライ麦の酸味とコクが重たい食材をしっかり支えて、美味しさを引き立て合います。
ライ麦の配合量が少ないものや、白く柔らかいパンは、しっかりした食感のある具材や味の強い食材に負けてしまうため、比較的マイルドなものを合わせるのが良いでしょう。
ざっくり分けて塩系 or 甘い系
ドイツパンに合う食材は数えきれないほどありますが、ざっくり分けて「塩系のもの」と「甘い系のもの」に分けられます。
「塩系のもの」の筆頭は、何と言っても食肉加工品です。ドイツのお肉屋さんでは、多種多様なハムやソーセージ、サラミなどが売られていますが、ライ麦の割合が高いパンには、これらがおすすめです。
チーズも塩系。ライ麦の強めのパンにはハードチーズを、柔らかいパンにはモッツラレラチーズやサワークリームなどのあっさりしたチーズを合わせると良いでしょう。
日本ではあまり知られていませんが、実はドイツは世界有数のチーズ生産国。チーズの種類が豊富で、消費量もとても多い国です。ドイツのチーズの特徴は、他国のチーズと似たチーズがたくさんあること、だそうです。陸続きのヨーロッパでは、古くから伝統が統合し続けてきたことを考えると、納得できますね。
そんな中でも、ドイツの食卓に上がる機会が一番多いのが、クワルク(Quark)という水切りヨーグルトのようなフレッシュチーズ。そのまま食べたり、料理に使ったり、もちろんパンに塗るのもポピュラーです。
甘い系のものには、どんなものが?
「甘い系」と言って思い浮かべるのは、フルーツジャムでしょう。ドイツではたくさんの種類のジャムが売られていますが、果物そのものの甘味や酸味がしっかりあるジャムがドイツ風。季節のフルーツを使ってジャムを自分で作る人も多いそうです。
ちなみに「Extra」と記載されているジャムは、フルーツ固形分の割合が高いもの。ドイツのジャムを購入する機会があれば、ぜひチェックしてみてください。
パンに塗るスプレッドも種類が豊富です。甜菜糖を使ったものや、リンゴ、洋梨といったフルーツを混ぜたもののほか、野菜を使ったものなど、バラエティに富んでいます。
他にも、チョコレートやナッツのシロップなども人気がありますが、ドイツ人はハチミツも大好き!ドイツではハチミツの生産規定がしっかりしていて、品質が守られています。色も香りも味わいもさまざまな種類があるので、お気に入りの蜂蜜を見つけるのも楽しそうです。
ベストパートナーは他にも!
ニシンの酢漬けとオニオンや、クリームチーズとベリー系のジャムなど、味のコラボで楽しむのもドイツ風。そして「食材」というとしっかりした存在感を想像してしまいがちですが、バターや塩、スパイスなど、シンプルながら飽きのこないものも、立派なパンのパートナーです。
パンから合わせる食材を考えるのか、食材から合わせたいパンを考えるのか。そんなささやかな悩みも、ドイツパンを食べる楽しみのひとつなのかもしれません。
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